好きポケ入り構築の組み方
君の好きなポケモンで構築を組んでみたくないかい?
君の好きなポケモンを活躍させてみたくないかい?
君が好きなポケモンで一緒に戦ってみたくないかい?
注)読んで下さった方はぜひご意見・ご質問頂けると嬉しいです。今のままでは自分の価値観を押しつけているだけの記事になってしまいますので笑。頂いたご意見・ご質問は全て回答いたします。自分も大事だと思ったことは記事内に取り入れます。ご協力よろしくお願い致します。
どうもソラと申します。
今回は趣向を変えて指南記事となっています。ちなみに書くことにした理由の8割は自己満足です笑。
内容に関してはタイトルのまんま、好きなポケモン入りでの構築の組み方です。筆者はエルフーンが好きポケ嫁ポケなのでどうしてもエルフーン目線になってしまうところが多少あるかと思いますが、僕の考える好きポケ入りの組み方をうまく伝えられればいいなって思います。
夢を言えば、この記事を読んだ人が好きポケ入り構築を組んで、もしレート等で僕と当たったりして、「なんか面白いポケモンいる、何してくるんだろう?おらワクワクすっぞ!」みたいなことになって楽しみな対戦ができると良いなあ。
※このブログにおける好きポケとは、例えばミミッキュとかオニゴーリとかエビワラーとか何でもあり。とにかくあなたの好きなポケモンです。しかし、本記事を読むにあたっては、マイナー寄りの目線で読んで頂いた方が読みやすいかと思われます。
目次
・普通の構築と好きポケ入り構築の違いって何?
・好きポケについて理解しよう
・好きポケの型の考え方
・好きポケ入りの構築を組んでみよう
・実際に対戦してみよう
・まとめ
・Q&Aのコーナー
・PS(皆様への要望)
・追記(Special thanks)
前提:普通の構築と好きポケ入り構築の違いって何?
普通の構築(ここでは勝つことを最優先にして考えた構築のこと)と比較した際、好きポケ入り構築を組みたい方は胸に秘めておくことが一つあります。それは、好きポケ入りは普通の構築と比べて構築のパワーでほぼ間違いなく劣るということです。
そりゃ勝ちたい人が「環境に刺さるから・汎用性が高いから・スペックが高いから」って理由で採用しているところに、君は「好きだから・使いたいから」って理由だけで対抗しようとしているのです。構築のパワーで劣るのは必然でしょう。
それでも好きポケ入り構築を使う人がいるのはなぜか?その代償に見合うメリットがあるからに決まっています。
一つ目は知名度の無さ。自然と相手の無対策のポケモンを採用するので、見せ合い段階や試合中に不気味さを発し、対戦相手は慣れないポケモンの相手をすることになります。このことは経験的・精神的なアドバンテージになり得るでしょう。
二つ目は何といっても好きなポケモンと一緒に戦えること。一緒に戦えるだけでも楽しいし、好きポケを活躍させて勝った試合は、普通に勝った時と比べて満足感・達成感が段違いです。好きポケで環境トップに下克上するのはめっちゃ気持ちいいです!
好きポケ入り構築は組めて勝てれば対戦者に凄い満足感を与えてくれますが、組み終わるまでに挫折が多いです。次の段落から筆者なりの考えをまとめましたので、ぜひ参考にして自分の構築を作ってみてください。
First step:君の好きなポケモンについて理解しよう
あなたの好きポケが、どのような種族値やタイプ・技や特性を持ってて、それらを活かすとどのような型や調整を作れるのか考えてみましょう。
例えばエルフーンならば、
①悪戯心+宿身代⇒宿身我ループだ!
②追い風や置土産を活かそう⇒起点作りだ!
③S116から妖草霊飛超の攻撃範囲あるの強くない?⇒アタッカーだ!
④対面したバシャ守らんよな?⇒飛行Zだ!
・・・etc
このようにして考えだすと、実用性はともかくとして好きなポケモンについての理解を深めることができます。
次に、一通り代表的な型を揃えたところで、最低でもメジャーどころのTOP30の誰に君の好きなポケモンが勝てるか考えてみましょう。
例えばエルフーンだったら・・・↓
ざっとこんな感じ、評価は客観的に好きポケを見た時の印象+自分の体感基準です。
大体青く悲しい結果になっていますね、好きポケがマイナー寄りであるほどこのような悲しい結果になります。受け入れましょう、仕方ないです。
相手にしたいポケモンの数を増やしたり、評価の仕方を変えたりするのは皆さんの自由です。
気をつけたいのは「好きポケの型次第で勝てる」の欄。
例えばバシャに勝てる飛行Zエルフーンだ!どんなテテフにも対面なら勝てる叩き霊ZCDエルフだ!!ナットレイを起点にできる弱保コトガめざ炎エルフだ!!
・・・このようなピンポイントな型は試してみれば分かりますがまず失敗作になります。
そのような型じゃなきゃ勝てない場合、おとなしく「勝てない」の欄に印をつけましょう。
ここまですると、自分の好きポケがどのような相手になら選出できそうか、想定することができます。
その後、どこかで自分の好きポケの型を設定する時が来ます。そうしたら、もう一度その型ならどうなるか評価してみましょう。なお、この時の評価に客観的な評価は必要ありません。
緑色以上の欄が増えているはずです
~Option:好きポケの型の考え方~
筆者はポケモンの型を考える際、大きく分けて3つの方法があると考えています。
①最も汎用性を持たせられるように考える方法
②特定のポケモン・並びに対して役割を持てるように考える方法
③ただやりたいことをする方法
ここでそれぞれに関して詳しく話すのは主題が長くなるので辞めておきますが一つだけコツを。好きポケの役割対象を決めたとき、その役割対象と良く一緒にいるポケモンの処理ルートも確保しておくと好きポケを選出しやすくなります。この時好きポケ1匹だけで解決する必要はありません。こちらも並びで対策してもOKです。
ちなみに好きポケの型を考えるとき、どうしても上位互換じみたポケモンがいるかと思います。これは筆者の意見ですが、できることなら差別化を図ってください。完全上位互換がいるとわかりながらその好きポケの型を使っていてもどこかで心が折れます。「ガブリアスなら落とせたしこの技耐えれたのに」みたいに(いや○○○ゴンがガブの下位互換って言ってるわけじゃないよ例えばの話だよ?)
Second step:好きポケ入りの構築を組んでみよう
好きポケ入りの構築の組み方は大きく分けて次の4つだと筆者は考えています。
A:好きポケの型を設定し、その子を中心に相方や補完を考え作り上げる組み方
B:初めに他の軸となるポケモンや並びを決めて、その補完となる好きポケの型を設定し作り上げる組み方
C:好きポケの型はあらかじめ設定しておき、それとは別方向から軸となるポケモンを中心に組んでいき、最終的に組み合わせる方法
D:構築記事等にある完成された並びの中から、最も役割の似ている1体と好きポケを入れ替える方法
以下から個別にそれぞれ解説して行きます。特徴を示した表や組み方の簡単なフローチャートも作成したので参考にしてください。
※表の読み方
組みやすさ:構築の完成のさせやすさのこと。組みやすいほど数値は高い。
ポテンシャル:完成した構築のそもそもの強さ。この値が高いほど構築自体のスペックは高い傾向あり。
好きポケ選出率:対戦時の好きなポケモンの選出率。この値が高いほど選出しやすい傾向にある。
好きポケ活躍率:好きポケ選出時のその子の活躍のしやすさ。
使いやすさ:完成した構築の使いやすさ。
評価は1~5の5段階評価。評価基準は筆者の主観です。ちなみにあくまで傾向を表しているので、実際に完成した構築とは異なる場合があります。
※ここでは好きポケに焦点を当てて記事を書いており、勝てる構築の組み方を書いているわけではありません。勝てる構築の組み方は他の方が書いているのでそちらと組み合わせながら参考にして頂けると幸いです。
A:好きポケの型を設定し、その子を中心に相方や補完を考え作り上げる組み方
特徴
これが多分みんな考える理想の組み方。好きポケを中心に考えるため、好きポケを選出しやすく活躍もしやすい構築を作りやすい。また、イチから全て自分で考えることになるため、その人の組み方考え方が最も現れ構築の自由度が高い。しかし、その構築自体の強さは好きポケに依存することが多く、その好きポケを生かせない場合失敗作になりやすい。結論として構築制作難易度は非常に高い。ただし、好きポケを起点作成型として用いる場合は多少作りやすくなる。
メリット
・納得できる構築を組めた時、最も充実感があり楽しい。
・基本選出に好きポケを組み込める。
・好きポケの活躍を最も実感しやすい(3/19追記)。
デメリット
・とにかく組みにくい、構築完成までに相当挫折します。筆者は1年1構築できればいい方だと考えています。
・参考元となる記事や動画が少ない(3/19追記)。
・そのため初心者にはオススメしない。中級者にすら勧めない。
・良くも悪くも構築のパワーは好きポケに依存する。
参考例 ↓
・【S10&S11】忍法毒身代守の術!【最高Rate2042/最終2010】 - エルフーンのもふもふぱわ~
・【S2】燃ゆる爆走マッシブーン【最高/最終Rate2002】 - エルフーンのもふもふぱわ~
好きポケを使いたい人が途中で挫折するのは大体この組み方で組もうとするから(気持ちは凄く分かります)。なので最初は次で説明するBやCで組むのを勧めます。
B:初めに他の軸となるポケモンや並びを決めて、その補完となる好きポケの型を設定し作り上げる組み方
特徴
カバリザやサザングロスのような強力な軸やポケモンから考え、その補完となる好きポケの型を考える方法。軸がしっかりしているので、比較的使いやすく強めの構築になりやすい。ただし、好きポケの型を決めるのが遅くなればなるほどその好きポケは活躍しにくくなる。好きポケを活躍させたいならできるだけ早く(具体的には4匹目くらい)型を決めた方が良い。
メリット
・軸がしっかりしているため、組みやすさ・使いやすさ・ポテンシャルの3拍子が揃う。
・そのため初心者にもオススメの組み方。
デメリット
・好きポケを選出しにくい。特に最後の最後(6枠目)で好きポケの型を設定した時、本当に好きポケの選出率が低くなる。
・場合によっては自分で新しい好きポケの型を発明することになるため、好きポケへの理解を深める必要がある(3/19追記)。
・補完となる好きポケの型を決めるのが難しい。
参考例↓(一つORASの記事あるけど)
sorapoke.hatenablog.com
sorapoke.hatenablog.com
好きポケのカスタマイズ性が高い場合この組み方がオススメ。カスタマイズ性が低い場合、この組み方は難しくなるので次のCの組み方を勧めます。
C:好きポケの型はあらかじめ設定しておき、それとは別方向から軸となるポケモンを中心に組んでいき、最終的に組み合わせる方法
特徴
好きポケと軸+補完の5匹をそれぞれ違うベクトルから考え、それらを組み合わせ微調整して組み上げる方法。違うベクトルとは言うものの、お互いの関係を少しは意識しながら組むと良い。この場合、好きポケは最も汎用性のある型や特定の並びに出せるような型にすることが多い。いずれにせよ好きポケの役割はしっかりと定めておくこと。
この組み方も軸がしっかりとしているため、強く使いやすい構築となりやすい。また、好きポケの役割をきっちり定めることで選出時活躍しやすい。ただし、役割対象がいない場合実質5体で戦っているようなものになる。
メリット
・軸がしっかりしているため、組みやすさ・使いやすさ・ポテンシャルの3拍子が揃う。
・好きポケの型を設定しやすく、役割対象がいた場合活躍させやすい。
・そのため初心者にもオススメの組み方。
デメリット
・好きポケを選出できる機会が少なく、実質5体構築となりやすい。
・そのため対戦者が満足できるかは怪しい。
D:構築記事等にある完成された並びの中から、最も役割の似ている1体と好きポケを入れ替える方法
特徴
ポケモン1匹入れ替えるだけなのでお手軽に組める。原案の並びを軽く試してみたい方にオススメ。しかし、作った構築はほぼ100%原案に強さ使いやすさで劣る。そりゃ完璧な理由で採用したポケモンのうち1匹を「好きだから」ってだけで採用したのだから。
それだけならばまだいいのだが、例えばレートで対戦する相手にはその原案そのものと当たる可能性がある。この時、構築のパワーでこちらが明らかに劣るのだからプレイング力で相手を上回らないと勝てない。
好きポケも出しにくいし活躍率も低い。結論として筆者は「レートで戦い続ける」構築の組み方としてはやめといた方が良いと考えている。
メリット
・とにかくお手軽に組めるため、気軽にレートしたいという方にオススメ。
デメリット
・ほぼ100%原案に構築のパワーで劣る。
・そのため「勝ちたい」方にはオススメしない。
参考例
初心者の場合、この方法で「軸にしたい並び」の使い方をちょこっと練習した後、BやCの方法で組み上げるのをオススメします。
ちなみにですが筆者の意見として、軸の使い方を学習したいからって好きポケを入れずに原案で対戦するのは間違いだと考えています。普通の構築と好きポケ入り構築では、そもそもの組み方や戦い方の感覚から異なるからです。好きポケ入り構築を使いこなしたいのなら、好きポケを理解し好きポケ入りを根気よく何があっても使い続けるのが一番良いと考えています。
Third step:実際に対戦してみよう
実際に対戦してみなきゃ分からないのは普通の構築も好きポケ入り構築も同じ。実戦を通して自らの構築の改善点を洗い出しましょう。このstepは他の方の記事とそんなに書くこと変わらないのである程度は割愛します。
好きポケ入り構築はこの段階で心折れて挫折する頻度が、普通の構築組む場合と比較して圧倒的に多いです。
この時一番きついのは好きポケが要らないと感じたとき。これを避けるために今まで組み方を紹介してきました。好きポケを理解して好きポケにしかできない役割を考えること、これがそうならないための方法です。
それでも要らないと感じてしまったら・・・それはそもそもの構築のコンセプトが失敗しているか、好きポケに合わなかったということです。
新たに初めから作りなおすか、好きポケを切ってそのコンセプトで戦い続けるかの2択を迫られるでしょう。
本記事を読んでくださる皆さんにはぜひ前者を選んでほしいところです。
まとめ
ここまでの僕の意見をまとめます。
好きポケ入り構築で結果を残したいなら、好きポケについて誰よりも理解し、挫折前提で根気強く考え続けなければならない。
です。
でもポケ勢って、苦しい厳選環境乗り越えたり、毎日アメやポイマ拾いにいったりしてて、結構地道に活動している方多いと思います。そんな方達なら、このような挫折くらい乗り越える力はあるのではないでしょうか?
初心者さんがもし読んでいたらあまり実感ないかもしれませんが、初心者卒業したポケ勢って凄いんですよほんとに笑。
もし初心者さんがこの記事にたどり着いたとしたら、ちょっと厳しいこと書いてあるかと思います。ですが、初心者さんは「初めから好きポケ中心の構築では組まない」ことを徹底すれば大丈夫です。上級者ですら難しすぎることなので、初心者さんにはまずムリです笑
初心者さんには、「有名な並びにとりあえず使いたい子添えよう」という組み方Cのスタンスが僕は良いかと思います。それでまず好きポケが自分の構築にいることの喜びを感じつつ、ポケモン対戦のやり方を学んでみてください。
そして、好きポケ派を否定するごく僅かに存在する君ら!僕達はこれだけの覚悟を持って対戦・考察してるんだ。その熱意はひたすらレート上げたい勢に負けるものではない!!!そんな好きポケ勢の覚悟をなめんじゃねえ!!!
ここまでの閲覧ありがとうございました。大分長文になりました(約7000文字)。皆さんに僕の考えが伝われば嬉しいです。
ご質問ご意見は、このブログのコメント欄かTwitter@bluesora0110の質問箱とかまでどうぞ。
Q&Aのコーナー
賛成意見でも反対意見でも、もっとこうしたら良くないkana意見でも、ご質問でもじゃんじゃんどうぞ、ください、ほんとに、飢えてます。
PS
ここまで読んでくださった方へのご依頼
現在本記事にある構築記事リンクは全部筆者の記事です。寂しいし説得力薄いので記事リンクしてくださる方を募集します。
募集条件)
①好きポケが入っている構築(できればメジャーではない子がよい)
②レート帯は関係なし。俗にいう低レートでも自分の考えがあって組んだならOK。高レートですら自分の考えがないなら採用は見送ります。そもそも筆者は低レートという言葉自体嫌いなので、本当に関係ないです。
③見返りは感謝の気持ちと記事宣伝くらいです。。。すみません。
追記(Special thanks)
記事リンクの許可をいただきありがとうございます。
・2019/03/06 ひやしうめさんから3点記事を頂きました